上海旅行での移動は、慣れていないと意外と大変に感じることがあります。
特にタクシー移動では、
- 現金を受け付けないドライバーがいる(ぼったくられる)
- メーター制タクシーが捕まりにくい時間帯がある
- 英語が通じず、行き先の説明が難しい
といった壁にぶつかることも。
そこでおすすめなのが、中国最大の配車サービス 「DiDi(滴滴出行)」。
専用アプリをダウンロードして使う事もできますが、「Alipay(アリペイ)アプリ内のミニアプリ」として使う方法がとても便利です。
- 追加アプリのインストール不要
- Alipay登録済みクレジットカードでそのまま決済可能
- 日本語や英語表示への切り替えが簡単
- 旅行中の決済や履歴が1つのアプリでまとまる
特にスーツケースを持って空港から市内に移動する場合は、地下鉄だと電車を乗り継ぐ必要もあったりとても大変です。
(荷物がなければ地下鉄での移動も快適で便利◎)
この記事では、旅行者が安心して使える「AlipayでDiDiを使う手順」をスクショ付きで詳しく解説&実際に上海で使ってみた感想をまとめています。
少しでも参考になれば嬉しいです☺︎
\Alipayについてはこちらでまとめています/

DiDiとは?
- 中国最大の配車サービス(中国版Uber)
- 一般タクシー・専用車・高級車など幅広い車種に対応
- 上海ディズニー、空港、市内観光でも利用可能
- アプリ単体でも利用できるが、旅行者はAlipay経由が楽
🚕 DiDi利用方法
1. Alipayアプリを開き「DiDi」のページに行く
- 最新版にアップデートしておく(古いバージョンだと上手く表示されない場合あり)
- DiDi Travel ボタンを押して配車

初回は利用規約と位置情報アクセス許可を求められるので「同意」
言語設定を中国語から英語にできる(画面右上の⚙設定 → Language → English)
2. 出発地と目的地を入力
- GPSで自動取得された出発地を確認、必要なら変更
- 目的地はWhere to?に英語または中国語で入力(観光地名やホテル名でも可)
上海浦東国際空港 DiDiピックアップポイント一覧
上海浦東国際空港からDiDiを配車可能なピックアップポイントをまとめました。
ピックアップポイントに関しての看板が至る所にあるので、確認しながら行けば問題ないと思います。



ターミナル | フロア | ピックアップポイント名 |
---|---|---|
T2 | 到着フロア(Arrival Floor) | P2 Car Park B2 – Zone 2 Pick-up Point |
T2 | 到着フロア(Arrival Floor) | P2 Car Park B1 – Zone M3 Pick-up Point |
T2 | 到着フロア(Arrival Floor) | P2 Car Park B1 – Zone M1 Pick-up Point |
T2 | 到着フロア(Arrival Floor) | P2 Car Park B2 – Zone N7 Pick-up Point |
T2 | 到着フロア(Arrival Floor) | P2 Car Park B2 – Zone 1 Pick-up Point |
T1 | 到着フロア(Arrival Floor) | P1 Car Park Level 1 – Zone 2 Passenger Pick-up Point |
T1 | 到着フロア(Arrival Floor) | P1 Car Park Level 1 – Zone 1 Pick-up Point |
3. 車種を選ぶ

参考までに、上海浦東国際空港 → 上海ディズニーランドまでの車種と料金目安を表でまとめました。
(距離:約22〜29km/所要時間:約26〜30分)
※時間帯や道路事情により距離や所要時間・金額は変わります。
車種 | 説明 | 料金目安(CNY) |
---|---|---|
Discount Express | 割引料金の一般車 | 約52.8 |
Express | 一般的な配車 | 約70.6 |
DiDi Flash | 近くの空車を素早く手配 | 約76.5 |
Taxi(現金可) | メータータクシー | 約84 |
Premier | 快適・上級車両 | 約85.1 |
Select | 新型・グレード高め | 約89.6 |
6-Seater | 6人乗り・大きな荷物可 | 約171.7 |
Luxe | 高級車 | 約190.7 |
Luxe 6-Seater | 高級6人乗り | 約276.2 |
4. 支払い方法を設定
- Alipayに登録してあるクレジットカードまたは残高が使える
- 初回利用時に支払い方法を確認されるので、カードを選択しておくとスムーズ
5. 配車依頼〜支払い
- 「Confirm」で配車する
→Confirmの後にPrepayの事前決済表示が出る場合もあるので、Payボタンを押して配車する - ドライバーが決まると、車両情報(車種・ナンバー・色)と到着予想時間が表示される
- チャットや電話で連絡可(英語も翻訳機能で対応可能)
- 予約後すぐはキャンセルが可能

事前決済(Prepay Estimated Fare)について

配車の際、場合によっては事前決済画面が表示されることがあります。
(上記写真は実際に浦東空港から配車した際に出た画面です。)
これはおおよその運賃を先に支払う仕組みで、実際の乗車後に距離や時間に応じて金額が調整され、差額は自動で返金されます。
私の場合は、表示される時とされない時がありました。
車種や出発場所、利用条件によって切り替わるのかな?違いが分かりませんでしたが、表示された場合は案内に沿って事前決済を済ませればOKです!
- 事前決済がある場合
→ 予約時に先払いを行い、降車後に金額が自動調整(超過分は請求、差額は返金) - 事前決済がない場合
→ 乗車完了後、アプリの画面で金額を確認し「支払い」ボタンを押して決済
支払いが完了していないと次の配車ができないので、降車後はアプリ画面を必ず確認するのがおすすめです!
💡 利用時の注意点
- 目的地は日本語ではなく英語で入力する
- 深夜は配車台数が少なく、料金が上がる
- 到着車両のナンバーを必ず確認
- 英語が通じないドライバーも多いが、アプリ内チャットに翻訳機能あり
- 中国ではGoogleマップが使えないため、目的地住所は事前にスクショかメモしておくと安心
💭実際に利用してみた感想
私は今回の上海旅行でDiDiを5回ほど利用しました。
DiDiの良いところは、タクシーほどぼったくりや言語の心配がなく、料金も事前にわかる安心感がある点です。
ただ、一度だけ一番安い車種を選んだ際に配車までに結構時間がかかったうえ、少し不安になるドライバーさんに当たったことがありました。
暑い中でクーラーを使わず窓全開、途中から音楽を爆音でかけて歌い出すなど…。
「これはちょっと普通じゃないのかも?」と思い、すぐにアプリからカスタマーセンターに英語で連絡し、目的地も手前に変更しました。
DiDiは途中で行き先を変えられるのも便利で、こういうときに助かります。
おそらく私が中国語がわからず英語で対応したことが、ドライバーさんにとっては嫌だったのかもしれません。
とはいえ、安い車種でもそのドライバー以外は丁寧で安心して利用できました。
これから利用される方で心配な方は、少し料金が上の車種を選ぶか、ドライバー評価も参考にするとより安心だと思います。
この記事が、皆さんの中国旅行を少しでも快適にするお手伝いになれば嬉しいです。
ぜひDiDiを活用して、安全で楽しい旅をお過ごしください☺︎
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